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ライター。好きな作家は遠藤周作。普段は純文学からミステリー、エッセイまで幅広く読んでいます。

川端康成『眠れる美女』江口老人と少女たちの関係性とは?

ここでは、そんな『眠れる美女』について、あらすじ・解説・感想までをまとめました。『眠れる美女』は、女の子と添い寝ができる不思議な宿を訪れた老人の姿を描いた物語です。江口老人は、海辺の近くにある宿を訪れました。そこでは女の子と添い寝ができると、知人の木賀老人に紹介されたのです。

福永武彦『忘却の河』孤独を抱えた登場人物たち

福永武彦『忘却の河』のあらすじ・解説・感想をまとめました。7つの章から成り、中年の男、二人の娘、妻、娘に思いを寄せる男の独白で物語は進んでいきます。『忘却の河』の登場人物は、それぞれ孤独を抱えています。そして、その孤独からの再出発が希望の光となるのです。

遠藤周作『深い河』美津子と大津の共通点から唐突なラストまで!

ここでは遠藤周作『深い河』について、あらすじ・解説・感想をまとめました。キリスト教徒である遠藤周作は、ずっとキリスト教と日本、神とは何か、など、キリスト教について考え続けてきました。『深い河』は、その集大成とも呼べます。

『海と毒薬』遠藤秀作はなぜ「語らない登場人物」を用意したのか?

『海と毒薬』について、あらすじ・解説・感想をまとめました。『海と毒薬』は、遠藤周作が昭和32年(1957年)に発表した小説です。第二次世界大戦中に実際に起きた、捕虜の生体解剖事件をモデルとしています。ここでは、作中の「語らない人たち」に焦点をあてて考察していきます。

遠藤周作『沈黙』読者が惹きつけられる理由とは?

遠藤周作の『沈黙』について、あらすじ・解説・感想をまとめました。『沈黙』は遠藤周作の代表作です。キリスト教徒である遠藤周作が、「神の存在」をテーマに書いた作品で、読む人を惹きつけて離さない力のがあります。舞台はキリスト教が禁じられた江戸時代。