軍鶏

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大学では近現代文学を専攻としておりました。現在はジャンル・時代問わず様々な作品を広く読んでおります。小説のほか、哲学・思想書も。映画も大好きです。noteでもボソボソ書いてるので、覗いて頂けると嬉しいです!

三島由紀夫『金閣寺』主人公はなぜ「生きよう」としたのか?

三島由紀夫『金閣寺』のあらすじ・考察・感想をまとめました。主人公がラストで生きようと思った理由から、戦争が照らし出す金閣寺の新たな美しさまでを解説します。国宝ともなるこの寺ですが、実は1950年に見習い伴侶による放火で一度消失しています。犯人は当時21歳の若者。

大江健三郎『死者の奢り』死者とは誰か?奢っていたのは誰なのか?

本作はタイトルの字義通り「死者」の存在がテーマの小説です。「死者」が奢る、とは一体どのようなことを意味しているのでしょうか。ここでは、そんな『死者の奢り』についてのあらすじ・考察・感想をまとめていきます。主人公である大学生の「僕」は、とあるアルバイトで医学部の死体処理室を訪れます。

大江健三郎『飼育』黒人兵を「飼育」する事で変化する「僕」の考え

大江健三郎の『飼育』は「飼い育てること」をテーマとしていますが、この小説では家畜やペットなどではなく、ある1人の「人間」を飼育するのです。ここでは、そんな『飼育』についてのあらすじ・感想・考察をまとめています。