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あかりまる
読書が好きで大学は文学部を選び、当時は近現代の文学を専攻していました。特に非現実的な話が好みです。漫画もよく読みます。自分の好きなことを考察し綴ることが好きで記事を執筆しています。
『玩具』の紹介 『玩具』は太宰治の書いた短編で、短編集『晩年』の中に収録がされている作品です。 本作の執筆は1933-34年のことで、太宰は当時24.5歳でした。発表は翌年の1935年に発表されました。 太宰にとって、24歳-26歳の年は、まさに波乱万丈の3年間でした。 人生に葛藤しながらも、多くの作品が生まれた3年間でもありましたが、ほかの『晩年』収録作品同様、自分の書く「小説」の在り方に迷いを持っていた時期でもありました。 今回ご紹介する作品も、そんな迷いが見える文章をしています。 この記事ではそんな ...
『めくら草紙』は太宰治の書いた短編で、短編集『晩年』の中に収録がされている作品です。本作の執筆は1935年10月のことで、太宰治26歳の年の後半は病気の療養時期だったこともあり、人生に葛藤しながらも、多くの作品が生まれた年でもありました。今回はその作品のうちの1つである『めくら草紙』について解説・考察を行います。
『彼は昔の彼ならず』は太宰治の書いた短編で、短編集『晩年』の中に収録がされている作品です。作品自体は昭和9年に発表されており、太宰は当時25歳でした。ここではそんな『彼は昔の彼ならず』あらすじ&解説をまとめました。
太宰は銀座のバーの女性とカルモチン自殺を図った過去があります。女性は死亡し、太宰だけが生き残りました。この『道化の華』はそんな5年前の太宰の犯した過ちをそのまま物語にした、ある意味ノンフィクションの作品となっています。そんな太宰の作品『道化の華』のあらすじ・解説をまとめました。
ここでは太宰治『葉』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。「死のうと思っていた。」という衝撃的な一言で始まる本作に戸惑った記憶があるひともいるのではないでしょうか。これから紹介する『葉』の断片を含め、本作では太宰の死生観を垣間見るとろが多いです。