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学生時代から本が好きで、日本文学、海外文学問わず幅広く読みます。好きな作家は三島由紀夫です。趣味は読書のほかに、釣り、国内旅行。いまは仕事してますが、定年後は本を片手に作家ゆかりの地を巡りたいです。

『禽獣』あらすじ!川端康成が本書を嫌った理由も

『禽獣』の紹介 『禽獣』は川端康成の短編小説で、昭和8年に「改造」7月号に掲載されました。 川端康成が34歳の時の作品になります。 『禽獣』は川端文学の中でも重要な作品の1つと言われておりますが、川端康成自身は、この作品には繰り返し嫌悪感をあらわしており、「できるだけ、いやらしいものを書いてやれと、いささか意地悪まぎれの作品であった」と文学的自叙伝の中でも述べております。 主人公の「彼」は厭人癖のある、純血である愛玩動物(ペット)のみを愛する、孤独な独身男性です。 川端康成自身も純血の犬をたくさん飼ってい ...

川端康成『抒情歌』「死」に真正面から向かい合った作品

『抒情歌』は川端康成の短編小説で、昭和7年に中央公論に掲載されました。恋人に捨てられた予知能力の強い女性が、死んだ元恋人に向かって一人で語り掛ける、独白体の形式をとっております。以下、『抒情歌』のあらすじ、解説、感想をまとめました。

『伊豆の踊子』あらすじ紹介!川端文学における重要な2つの主題とは?

『伊豆の踊子』は大正15年の作品で、日本人初のノーベル文学賞作家である、川端康成の初期の短編小説です。川端康成は伊豆の湯ヶ島温泉に長逗留しており、その時に書かれた『湯ヶ島の思い出』の中から抜粋したものを『伊豆の踊子』として出版しました。以下、『伊豆の踊子』のあらすじ、解説、感想をまとめました。

『老人と海』あらすじ&解説|ライオンが象徴するものとは?

『老人と海』は老人にとって二つの敵との闘いの物語とも捉えることができます。1つは「老いていく自分」との闘いであり、1つは「大魚」や「襲いかかる鮫」に象徴される「厳しい自然」との闘いです。そして何度も老人が見る「ライオンの夢」が何を意味するのか、あらすじと感想を含めてまとめました。