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藤えり子
奈良育ち京都在住の子育てワーカー。現在はスタートアップ企業の採用支援として従事。小3の時、学芸会で「寿限無」を演じてから落語に興味を持つが生で聞く機会はなく、子供向けの落語本を読み漁る。歴史にも興味を持つようになり、小6で山岡荘八や吉川英治を読むようになる。『赤毛のアン』『風と共に去りぬ』『細雪』『源氏物語』など名作と言われる小説も好き。小学生の娘が日本舞踊を習いはじめたため、長唄・日本舞踊・歌舞伎にも興味を持ち始める今日このごろ。
『出来心』の紹介 『出来心』は古典落語の演目の一つ。 江戸・上方とも演じられる演目ですが、東京ではサゲによって『出来心』『花色木綿』と演目名が変わります。上方は『花色木綿』と言われることが多い噺です。 元話は文化5年に刊行された十返舎一九『江戸前噺鰻』所載の「ぬす人」。 ここでは、『出来心』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。 『出来心』ーあらすじ 石川五右衛門やねずみ小僧など有名な泥棒は手際よく盗みに入りましたが、落語に出てくる泥棒は間抜けな泥棒が多いようで・・・ 「親分、およびですか?」 「ああ ...
『平林』の紹介 『平林』は古典落語の演目の一つ。『字違い』『名違い』という題名で演じられることもあります。 東京でも大阪でも演じられる噺ですが、江戸落語では『ひらばやし』上方落語では『たいらばやし』として演じられることが多い演目。 江戸落語では平河町、上方落語では本町が舞台です。 10分程度の短い演目ですが、多くのくすぐりが入っていて噺のテンポもよく、前座噺としても知られています。 ここでは、『平林』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。 『平林』ーあらすじ 舞台は江戸時代。寺子屋で読み書きそろばんは ...
『皿屋敷』の紹介 『皿屋敷』は古典落語の演目の一つ。『お菊の皿』という題名で演じられることもあります。 歌舞伎、浄瑠璃、講談でも演じられている怪談話ですが、落語ではお菊さんがサゲに出てくる滑稽噺です。 元は播州姫路(兵庫県姫路市)が舞台の上方落語だと言われていますが、江戸の番町皿屋敷が播州皿屋敷、になったとも言われています。 ここでは、『皿屋敷』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。 『皿屋敷』ーあらすじ 舞台は江戸時代の播州姫路。 姫路城城主に仕える家臣の一人に青山鉄山(あおやまてっさん)というお侍 ...
『牛ほめ』は古典落語の一つ。 原話は、貞享4年(1687年)に出版された笑話本・『はなし大全』の一遍である「火除けの札」。元々は「池田の牛ほめ」という上方落語の演目で、主な演者に5代目春風亭柳昇や4代目春風亭柳好、春風亭一朝、上方の4代目桂文我などがいます。ここでは、『子ほめ』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。
落語『子ほめ』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。落語でおなじみの「熊さん」「ご隠居さん」が出てくる噺で、「牛ほめ」「寿限無」「饅頭こわい」などとともに前座噺としても有名です。おっちょこちょいの熊さんが、生まれたばかりの赤ん坊を褒めて、お酒を飲ませてもらおうとしますが中々上手くいかない、という噺です。
『元犬』は古典落語の一つ。 原話は文化年間に出版された笑話本「写本落噺桂の花」の一遍である「白犬の祈誓」。 江戸・上方落語両方で演じられる噺です。文化は徳川家斉が将軍だった頃で、町人文化が顕著に発展した時代。 後の文政年間と合わせて「化政文化」と言われています。歌舞伎や川柳、浮世絵滑稽本など町人文化の全盛期ですね。ここでは、『元犬』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。
『動物園』は上方落語家の2代目桂文之助(安政5年〜昭和5年)が作った噺です。古典落語に分類されますが、文之助の活躍時期から考えると、ここでは、『動物園』のあらすじ・解説・感想から、英語版「Zoo Performer」のあらすじまでをまとめました。
落語『かぼちゃ屋』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。仕事もせずにプラプラしている与太郎が、叔父からかぼちゃを売ってくるように言われるという話。上方では「みかん売り」という題で2代目桂ざこば一門が多く演じています。江戸時代は天秤棒にざるを下げて、野菜や魚、お菓子や惣菜などを売り歩く「棒手振り(ぼてふり・ぼうてふり)」と言われる商売が盛んでした。