はなもぐら

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最近小説以外に、詩も気になり始めています。趣味は音楽で、宮沢賢治、石川啄木などの詩人も楽器を弾いていたと知り、親近感を覚えています。作家と作品の魅力をいちファンとして伝えていきたいです!

江戸川乱歩『陰獣』静子の自殺理由〜大江春泥の正体まで!

江戸川乱歩『陰獣』あらすじ&解説&感想記事です。『陰獣』には、江戸川乱歩自身をモデルとした大江春泥とライバルであった作家・甲賀三郎がモデルとなった寒川という2人の推理小説家が登場します。作風が異なる2人の探偵作家が出てくる今作は、登場人物が探偵作家だからこそ生じた、謎に満ちた奇妙な事件が描かれています。

夏目漱石『坊っちゃん』は本人の実話?あらすじ&解説&赤シャツの企みまで!

夏目漱石『坊っちゃん』は、夏目漱石が四国の中学校に赴任したときの出来事を下敷きにした物語です。漱石本人は半ば自虐的に「赤シャツのモデルは自分だ」とも、ある講演で言っています。ここではそんな『坊っちゃん』のあらすじ・解説・赤シャツの企みまでをまとめました。

江戸川乱歩『怪人二十面相』個性的なキャラクターから『名探偵コナン』との関係性まで!

江戸川乱歩『怪人二十面相』のあらすじ・解説・感想をまとめました。『怪人二十面相』は、江戸川乱歩が書いた「少年探偵団」シリーズの第1話。次々に高価な美術品を狙う怪盗「二十面相」の企みを阻止すべく奮闘する名探偵・明智小五郎と、その助手の少年小林君による推理対決が書かれた小説です。

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』カムパネルラが銀河鉄道に乗った理由とは?

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』のあらすじ・解説・感想をまとめています。本作は宮沢賢治の生前、未発表の作品です。何度も作者自身で書き直された未完成の作品でもあります。宮沢賢治自身が作った造語や、独特な比喩表現を交えた文章で紡がれる物語は少しばかり難解です。