yumihara

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文学部出身の主婦です。文学の魅力が少しでも伝わるような、わかりやすい解説・感想を心がけていきたいです。

夏目漱石『道草』自伝的要素から「遠い所」の解説&あらすじまとめ!

この記事では『道草』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。漱石自身の体験を素材にした自伝的作品として知られています。次作『明暗』の執筆途中で漱石は病死したため、完結した長編小説としては『道草』が最後の作品になります。

『行人』後期三部作の共通点からあらすじまで!行人は一体誰なのか?

『行人』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。タイトルは「こうじん」と読み、「友達」「兄」「帰ってから」「塵労」の四編から成る作品です。連載途中で漱石が胃潰瘍を患い、「帰ってから」と「塵労」の間に約五カ月の中断を挟むため、連載は翌年11月まで及び、他作品と比べて完結までに長期間を要しています。

『彼岸過迄』あらすじ&解説|二つの死が漱石に与えた影響とは?

『彼岸過迄』は、六つの短編が連なって一つの長編を構成しており、編によって時系列や語り手、文体が異なっているのが特徴的です。ここでは、そんな『彼岸過迄』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。続く『行人』『こころ』は漱石の後期三部作として知られています。

夏目漱石『門』考察!『三四郎』『それから』との関連性について

『門』は『三四郎』『それから』に続く、漱石前期三部作の最後の作品です。親友の妻と結婚した主人公・宗助が、罪悪感に苛まれ、救いを求めていく様子を描いています。ここでは、そんな『門』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。

夏目漱石『坑夫』作品の特徴からあらすじまで!『虞美人草』との関係も

『坑夫』は、自暴自棄になって家を飛び出した良家の青年が、誘われるまま坑夫になるべく、鉱山の坑内へと降りていく様を描いた作品です。。明治40年に発表された『虞美人草』の次の作品であり、漱石が職業作家として執筆した二作目にあたります。ここでは、そんな『坑夫』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。

『虞美人草』解説|二人の女の対比から作品の成立背景まで!

この記事では、夏目漱石『虞美人草』のあらすじ・解説・感想をまとめました。東京帝大講師を辞職した漱石が、職業作家として初めて執筆した作品が『虞美人草』です。ここでは、作中の二人の女の対比から、作品の成立背景、『虞美人草』が駄作なのかまで詳しく解説します。

夏目漱石『文鳥』「美しい女」のモデルから漱石との関連まで

『文鳥』は、明治41年に発表された夏目漱石の短編小説。稿用紙25枚程の短編ながら、白文鳥の可憐で繊細な描写が印象深い作品です。ここでは、そんな『文鳥』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。『文鳥』はあくまで漱石の実体験に基づく小説であり、私小説とノンフィクションは似て非なるものなのです。

夏目漱石『それから』考察|『三四郎』との関係から花の暗示まで!

夏目漱石『それから』のあらすじ&解説記事です。狂気の世界に堕ちていく代助が"それから"どうなったのか?漱石は、代助がそれからどうなるかは書いていないと予告文に記し、結末は読者の想像に委ねられた形ですが、話の筋は、前期三部作の三作目『門』に繋がっていきます。『三四郎』『門』と合わせて読むことをおすすめしたい作品です。

夏目漱石『三四郎』のストレイシープとは?あらすじ&解説まで!

『三四郎』と『それから』『門』の三作品は、漱石の前期三部作として知られています。九州の田舎から上京してきた三四郎という青年を主人公に置き、三四郎と周囲の人々の交流や、様々な経験、恋愛の様子などが描かれています。ここでは、そんな『三四郎』のあらすじ・解説・感想までをまとめました。

『夢十夜』「第九夜」語り手の立ち位置の変化について

『夢十夜』は夏目漱石著の短編小説で、明治41年から朝日新聞で連載されました。第九夜は、御百度参りに関する夢の話です。ここでは、『夢十夜』第九夜のあらすじ・解説・感想までをまとめました。